診療案内
新型コロナウイルス後遺症外来
新型コロナウイルス後遺症(ロングコビッド)とは

新型コロナウイルス感染症は、誰でもかかる可能性がある病気ですが、感染した時の症状は人によってさまざまです。同様に、感染時の症状の有無に関わらず、感染から回復したあとにも後遺症として様々な症状が現れるケースがあります。これを新型コロナウイルス後遺症(ロングコビッド)と言います。
対象
新型コロナウイルス感染症と診断されてから、1〜2か月以上経過し、何らかの症状がある方
新型コロナウイルス後遺症(ロングコビッド)の原因
新型コロナウイルス後遺症の原因としては、自己抗体、ウイルスによる過剰な炎症(サイトカインストーム)、活動性のウイルスそのものによる障害や不十分な抗体による免疫応答などが考えられますが、明確には分かっていないのが現状です。
新型コロナウイルス後遺症(ロングコビッド)の主な症状
新型コロナウイルス後遺症(ロングコビット)は人によって症状や重症度はさまざまですが、主に下記のような症状が報告されています。
倦怠感
身体だけでなく精神的にも「だるさ」「疲れ」が感じられ、「体が鉛のように重い」といった重い症状まであります。
嗅覚・味覚障害
「におい・味が分からない」といった、新型コロナ感染症が完治したあとでも嗅覚・味覚障害の症状が続くケースがあります。
咳・痰
新型コロナウイルス感染症の完治後も激しい咳が継続する場合があります。
呼吸困難感
呼吸器症状が継続して見られ、ときに日常生活に支障をきたすまで息苦しさを覚えることがあります。
発熱・微熱
一般的な発熱以外にも長期間微熱の状態が続く場合があります。
抜け毛
新型コロナウイルスに感染中に抜け毛の症状が現れて、完治後もその症状が継続する場合があります。
主な症状

※一人の相談者が複数の症状をもつ場合がある
都立・公社病院における「コロナ後遺症相談窓口」の相談状況に関する報告(令和3年9月30日時点)
新型コロナウイルス後遺症(ロングコビッド)の治療
新型コロナウイルス後遺症は、原因が明確でないことから、対症療法が中心になります。症状によって対応する診療科は異なりますが、とくに頻度の高い嗅覚・味覚異常、発熱・倦怠感は耳鼻咽喉科での治療が可能です。
新型コロナ後遺症でよくある倦怠感や発熱などの症状が上咽頭炎の炎症を原因としている場合、Bスポット療法という治療法が効果的と言われています。
Bスポット療法は、炎症を起こしている上咽頭に、綿棒を使って塩化亜鉛溶液を直接塗布する治療法です。
新型コロナ後遺症は重症化する恐れもありますので、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。

- 所在地
- 〒468-0015
愛知県名古屋市天白区原4丁目802 - 電話番号
- 052-806-3317
- 診療科目
- 耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科
- 休診日
- 木曜日、土曜日午後、日曜日・祝日
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AM 8:45 - 12:00 | ● | ● | ● | / | ● | ★ | / |
PM 3:00 - 6:30 | ● | ● | ● | / | ● | / | / |
★:AM 8:45 - 13:00