診療案内
継続する「めまい」の診療めまい診療
「めまい」には、自分の周囲がぐるぐるする回転性めまいとフワフワした非回転性めまい、立ちくらみなどがあります。
主に前庭・三半規管といった内耳が原因のめまいには回転性のものが多く、いくつか検査を行なった上で、お薬や点滴、めまい体操などによって治療を行なっていきます。
フワフワしためまいや立ちくらみなどは貧血、糖尿病、薬剤性、自律神経失調症、起立性低血圧、ストレスなどによる心因性など多岐にわたり、場合によっては脳の病気が原因となっていることもありますので、必要に応じて専門の医療機関へご紹介させて頂きます。
耳鼻咽喉科 めまい診療主な病気と症状
良性発作性頭位めまい症
耳鼻咽喉科を受診される「めまい」のなかでも発症数が多く、比較的治りやすい疾患です。寝返りを打った時、頭を洗うために下を向いた時、ベッドから起き上がった時などにおこります。ぐるぐる目が回る感覚が強いため、恐怖感や不安感、吐き気を伴ったりしますが、聴覚トラブルはありません。内耳にある耳石器から耳石が剥がれ、三半規管の中に入り込むことによって発症するといわれています。治療は、耳石などを三半規管の外に移し、リンパ液の流れを改善してめまいを起こりにくくする頭位治療や循環改善薬、抗めまい薬などによる薬物療法が行われます。日常生活では、積極的に体を動かすようにすると、症状の改善に役立ちます。
前庭神経炎
前庭神経炎は、前庭神経の炎症により平衡感覚が阻害されることでおこるとされ、突発的に自分の周囲がぐるぐるする回転性めまいと吐き気や嘔吐を伴うことが多く、症状も1週間くらい続きます。発症する数日~2週間前に、風邪などの上気道の感染症にかかっていることも多く、風邪ウイルスによる前庭神経の炎症が原因とも言われていますが、詳しい原因は解明されていません。通常2~3週間で自然に治るケースが多く、治療としては症状を緩和する薬を用いることもあります。
メニエール病
メニエール病は、めまいを起こす疾患の代表であり、特徴的な症状を呈します。めまいの発作時に片側の耳鳴り、耳閉感、難聴が一緒に起こり、めまいが消える頃には、それらの症状も軽快・消失します。厄介なことに、この病気は発作を繰り返し、やがて耳鳴りや高度の難聴が残ることがあります。発作の無い時は、無症状です。原因として、内耳における内リンパ液圧の上昇が原因と言われています。現在、メニエール病を完全に治す薬はありませんが、めまいが強い時は、抗めまい薬や循環改善薬、利尿薬、ビタミン剤などを使ってめまいの軽減を図ります。めまいが強く、日常生活に支障が伴うような場合には、内耳の手術を検討します。
めまいと上手につきあうために
めまいは天候や気圧の変化、生活リズムの乱れ、ストレスなどが引き金となって起こりやすいので日常生活には気をつけましょう。
- 栄養バランスの取れた規則正しい食事と十分な睡眠を心がけましょう
- お酒、コーヒーの飲み過ぎは控え、禁煙を心がけましょう(過度のアルコールやカフェイン摂取は良好な睡眠を妨げ、喫煙によるニコチン摂取は血液の循環を悪くさせめまいが起きやすくなります)
- ストレスを溜めないよう適度な運動や趣味を楽しむなど、気分転換をしましょう
- 旅行の際は、余裕のある日程を組みましょう(飛行機での気圧の変化、バスや電車での乗り物酔い、楽しすぎて夜更かしする事による睡眠不足などはめまいを悪化させる要因です)
重心動揺検査について

当院では、重心動揺計シリーズ(アニマ)を導入しており、めまい、ふらつき、平衡障害の経過観察などが判断できる有用な重心動揺計です。検査時は、服は着たまま検査可能で、検査台の上で目を開けて1分間、目を閉じて1分間の2回、静かに立つだけで結果もすぐに分かります。

- 所在地
- 〒468-0015
愛知県名古屋市天白区原4丁目802 - 電話番号
- 052-806-3317
- 診療科目
- 耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科
- 休診日
- 木曜日、土曜日午後、日曜日・祝日
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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AM 8:45 - 12:00 | ● | ● | ● | / | ● | ★ | / |
PM 3:00 - 6:30 | ● | ● | ● | / | ● | / | / |
★:AM 8:45 - 13:00
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