原因

発症率は3000人に1人と言われており40代から60代の方に多く発症が見られますが、子どもから高齢の方まで幅広い年代で起こる病気です。
突発性難聴の原因ははっきりとした原因は解明されていませんが、以下のようなことが原因として考えられています。

症状

突然前触れなく起こる病気で、「普段より聞こえにくい」という軽度の方もいれば、ほとんど聞こえなくなってしまう方もいて、難聴の程度には個人差があります。
基本的には片側の耳に起こりますが、まれに両耳に起こることもあります。
難聴よりも耳の詰まり感や圧迫感、音が反響するなどの症状を強く感じる方も多く、約40％の方にはめまいも出現することがありますので、早めの診察、聴力検査をお勧めします。

治療

早期に治療することが望ましく、一週間から2週間以内に治療を開始することが重要です。
内耳の炎症を抑えるステロイド剤の服用や内耳の血流を良くするために血管拡張薬やビタミン剤などを用います。
病状によっては点滴治療もしくは入院加療が必要な場合もあります。

治療の開始が遅れれば遅れるほど回復が難しくなるため、症状に気づいたらできるだけ早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。