声がれとは

声がれは、医学用語で嗄声(させい)と呼ばれる、通常とは異なる声の異常のことです。ガラガラ声やしわがれ声、ハスキーボイス、弱々しい声など、様々な状態が含まれます。
原因
声帯は喉にある喉頭と呼ばれる器官に存在します。息を吸う時には開き、発声時には閉じて振動することで声を生み出します。この声帯に何らかの異常が起こると、声がれが現れます。
原因は多岐に渡りますが、大きく分けると3つになります。①声帯そのものの異常、②声帯をコントロールする神経や筋肉の異常、そして③精神的な要因などが考えられます。
①声帯そのものの異常
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炎症風邪やインフルエンザなどのウイルスや、細菌感染による急性喉頭炎は、声帯の炎症を引き起こし、声がれの原因となります。また、アレルギー反応や、胃酸の逆流による刺激も炎症を引き起こすことがあります。
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声帯ポリープ・ポリープ様声帯や声帯結節声帯ポリープは、声の酷使、炎症による声帯粘膜の充血、出血が原因で、ポリープ様声帯は慢性的な声の酷使、不適切な発声法、喫煙が原因で出来る良性の腫瘤です。
声帯結節は、高い声による声の酷使、間違った発声法により声帯中央、両側性にできます。
原因の特性上、男児と女性に多くみられ保母さん、教師、スイミングのインストラクターなどといった職業の方に多いという側面もあります。 -
萎縮加齢や声帯麻痺などにより、声帯の容積が減少し、うまく閉じられなくなることで声がれが発生します。
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がん喉頭がんは、声帯に発生する悪性の腫瘍で、初期症状として声がれが現れることがあります。飲酒や喫煙との関連性があるとされています。
②声帯をコントロールする神経や筋肉の異常
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反回神経麻痺反回神経とは声帯の開閉をコントロールするもので、そこが麻痺することで声帯の動きが制限され、声がれや呼吸困難を引き起こすことがあります。
原因として神経疾患や甲状腺癌、食道癌、肺癌、大動脈瘤などがあり、必ず全身検査が必要な声がれの病気です。 -
痙攣性発声障害声帯の筋肉が過緊張を起こし、声がかすれたり、途切れたりします。神経系の異常であるジストニアとの関連性が指摘されていますが、詳しい原因は不明です。
リハビリや発声訓練での改善は難しく、ボトックス注射、手術治療が必要な場合があり、治療ができる施設は限られてます。
③精神的な要因
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心因性発声障害精神的なストレスが原因で声が出なくなることがあります。
症状
- 声がかすれる、ガラガラする、しわがれ声になるなどのかすれ声。
- 声が低くなる、高くなるなど声の高さの変化。
- 声が弱くなる、かすれる、息もれが起こるなど声の強弱の変化。
- 喉の痛み、異物感、締め付け感など発声時の違和感。
- 声が出にくい、途切れる、出なくなるなど。
- 腫瘍や声帯が閉じた状態で麻痺が起こるために起きる呼吸困難。
治療
声がれの治療法は、原因によって異なります。
- 薬物療法:感染症による炎症には、抗生物質や消炎剤を投与します。アレルギーが原因の場合は、抗アレルギー薬を使用します。
- 保存療法:声の安静、加湿、禁煙、禁酒、生活習慣の改善、音声治療(発声練習)などを行います。
- 手術療法:ポリープや結節など、良性の腫瘍は手術で切除することがあります。声帯麻痺に対しては、喉頭形成術や声帯注入術などが行われます。喉頭がんの場合は、放射線療法、化学療法、手術などを組み合わせて治療を行います。
- 心理療法:心因性発声障害には、心理療法やカウンセリングが有効な場合があります。





